非常に珍しい天賞堂(兜工房製造) のUP 4-8-8-4 BIG BOY になります。
1986年製造の品で全世界合計 たったの150台 限定品 の希少なモデルになります。
(製品自体は1985年から製造販売)
仕事が丁寧でかつ遊びごごろとチャレンジ精神を併せ持つ天賞堂(兜工房) の品で、ギミックも搭載しています。
ただ、天賞堂ミュージアムを確認すると1985年(86年)は『BIG BOY』の生産はありませんが、製造プレートには1986 150台限定品とあります。
なぜ、天賞堂ミュージアムに乗っていないのか不思議ではありますが、
それは高度経済成長時代まっただ中で、毎年物価が上がったためではないかと考えます。
例えば
C62は毎年生産されていますが、年を追うごとに価格が上がっています。
ご存じの方も多いと思いますが、天賞堂の代名詞 C62形 TPEシステム搭載モデルの場合、
大きくモデルチェンジするのは96年ぐらいで、それまでは再生産に等しい小変更です。
そして、天賞堂(兜工房製造) のUP 4-8-8-4 BIG BOYといえば、完成度の高さもありますが価格のほうも高額でした。
天賞堂の代名詞 C62形 2号機 TPEシステム搭載モデルのおおよそ2.5倍の価格となっていました。
BIG BOYは兜製で巨大な機関車だったため、生産性が小さかったのではないかと推測します。
同じく天賞堂兜工房製造のC57で言いますと1回に10両程度しか仕上がってこず、予約が遅かった人は入手までかなり時間を要したようです。
C57と比較して大きさもディテールも比較にならない複雑なBIG BOY、150台作るのにかなりの時間が要したと思われます。
そのため、年によって価格が異なった可能性が高いと推測できます。
天賞堂ミュージアムを参考に1991年の、C62形 2号機 TPEシステムが11万円、BIG BOYが39万円になりますので超高級品であることが解ります。
85年と言えば当時は物品税なるものが贅沢品を対象にありましたので、より高い値段であったと思われます。
そんな貴重な全世界150台限定生産BIG BOY、こちら機関車はその150台の中でも特別なものになります。
コレクター向けアイテムになり、製造番号はラストナンバーです。
自動車とかの世界だとラストナンバーは出荷されず自社のミュージアムに入ってもおかしくはないものです。
私が手放さなかったら絶対入手不可のラストナンバー、お手元にいかがでしょうか?
余談ですが、手放すつもりはなかったのですが、事情が変わりましたので、この価格でもよいとお考えの方だけどうぞ。