ご覧頂きありがとうございます。『 スティング STING/ フィールズ・オブ・ゴールド~ベスト・オブ・スティング 1984-1994 』
になります。
国内盤です。
帯付き、
日本語解説・訳詩付き
です。
※ 日本盤のみの特典、’94年に書き下ろし宮崎シーガイアの
キャンペーンソング『 TAKE ME TO THE SUNSHINE 』のCD
シングル付き。
詳細すぎるバイオグラフィーも日本盤のみついています。
ポリス解散後のソロ活動の軌跡をまとめた94年発売のベスト。6枚のオリジナル・アルバムの中から選曲され、当時の新曲も収録。94年までのスティング・コンプリート年表付き。
10年のソロ・ワークの集大成といえるスティングのベスト・アルバム。お馴染みの(4)(5)はもちろんのこと、1曲1曲が懐かしく、優しい。こうして聴くと、彼のソングライティングの才能が引き立つというもの。シンプルな影に隠れているものは大きい。
アルバム未収録の2曲も収められている。
人気バンド、ポリスの事実上の解散(もう、そう言って構わないですよネ!?)以降、ソロとなったスティングの10年余りに及ぶキャリアを集めたベスト盤。通して聴くと一貫して彼の好むジャズやソウル、ワールド・ミュージック・テイストに拘ってきたスティングの音楽史が見えてきます。デビュー作からのヒット曲M2や、レゲエ・アーティストからの逆カヴァー(?)もあった名曲M5など、今聴いても色褪せない鋭さを感じさせてくれます。因みにポリス時代の代表曲が入ったベストをお探しなら「ベスト・オブ・スティング&ポリス」の方をどうぞ。
「CDジャーナル」データベースより
曲目リスト
[Disc 1]
1. ホエン・ウィー・ダンス
2. セット・ゼム・フリー
3. フィールズ・オブ・ゴールド
4. オール・ディス・タイム
5. イングリッシュマン・イン・ニューヨーク
6. マッド・アバウト・ユー
7. イッツ・プロバブリー・ミー
8. 孤独なダンス
9. ルーズ・マイ・フェイス・イン・ユー
10. フラジャイル
11. ウイル・ビー・トゥゲザー
12. バーボン・ストリートの月
13. ラヴ・イズ・ザ・セブンス・ウェイヴ
14. ラシアンズ
15. ホワイ・シュッド・アイ・クライ・フォー・ユー
16. ディス・カウボーイ・ソング
17. フラジャイル(スペイン語ヴァージョン)
[Disc 2]
01TAKE ME TO THE SUNSHINE
[Disc 1]曲目解説
01 WHEN WE DANCE
愛する人とともに生きる喜びを綴った、幸福感に満ちたナンバー。美しい鍵盤楽器の旋律を重層的に響かせた柔和なサウンドに、スティングの伸びやかでメロウなヴォーカルが重なり、優美な雰囲気を醸し出している。
02 IF YOU LOVE SOMEBODY SET THEM FREE
ジャズのリズムを導入した、ダイナミックなロック・ナンバー。ポリス時代の名曲「見つめていたい」へのアンサー・ソングと言われている。多彩な楽器が生み出す重厚なグルーヴと力強いヴォーカルとのせめぎ合いは圧巻。
03 FIELDS OF GOLD
大人の色気が漂う、メロウで美しいラブ・ソング。柔らかくリズムを刻む木製の打楽器音に、エレガントなアコースティック・ギターとシンセの旋律が絡み合い、美麗でたおやかなスティングのヴォーカルを包み込む。
04 ALL THIS TIME
イントロのバンジョーの旋律が印象的な、カントリー・フレイヴァーあふれる爽やかなナンバー。亡き父への想いを綴った文学的な詩を、キャッチーなメロディにのせて明るくなめらかに歌うスティングのヴォーカルが涙を誘う。
05 ENGLISH MAN IN NEW YORK
オーボエの音が印象的なジャズの香りが漂う87年発表のスティングの代表曲。英国人らしいシニカルな歌詞に見え隠れする社会的なメッセージ。米国では英国人はエイリアンなんだというくだりには大人のユーモア・センスを感じさせる。
06 MAD ABOUT YOU
ギターとストリングスによる、もの哀しいアラブ調の旋律を奏でるイントロが印象的。ストリングス、ピアノ、ホーンなど多彩な楽器を駆使した哀愁漂う独創的なサウンドと艶やかなヴォーカルが重なり合い、狂気を描き出す。
07 IT'S PROBABLY ME
友情をテーマにした叙情的な楽曲で、エリック・クラプトンとの共演作。ギターの旋律とクラップ音を強調した音数の少ないサウンドの中で、抑揚の少ないメロディを淡々と繰り返すヴォーカルがダイナミックに響く。
08 THEY DANCE ALONE (GUECA SOLO)
独裁政権下にあった当時のチリの政情を批判した問題作。家族を殺された女性が独りで踊るという深い哀しみの世界を、美麗なメロディを持つ豊潤なサウンドとスティングの恍惚に満ちたヴォーカルで、美しく切なく描く。
09 IF I EVER LOSE MY FAITH IN YOU
しなやかにビートを刻むドラムに、バウンシーなシンセとストリングスの旋律、伸びやかで叙情的なスティングのヴォーカルが重なる。サビで世界が一気に広がるドラマティックな曲展開が見事。
10 FRAGILE
武力行使による紛争解決の哀しみを訴え、抗議した作品。ディレイがかかったスパニッシュ調の美麗なギターの旋律と憂いをたたえたメロディアスなヴォーカルを交錯させ、深い哀しみを美しく繊細に表現している。
11 WE'LL BE TOGETHER
横揺れする力強いグルーヴに、思わず踊り出しそうになるファンキー・チューン。ディストーション・ギターがうなるヘヴィなサウンドと、愛する人への情熱的な思いを込めたソウルフルなヴォーカルがダイナミックに響く。
12 MOON OVER BOURBON STREET
“バンパイアになった男の良心”をモチーフに、人間の二面性について歌った幻想的な楽曲。低いベース・ラインを強調したジャジィなサウンドとスティングのしっとりとしたヴォーカルが、夜の街のムードを巧みに描く。
13 LOVE IS THE SEVENTH WAVE
人類愛という壮大なテーマを陽気なレゲエ・サウンドで表現した、ポジティヴなオーラに包まれたナンバー。弾むシンセ音やホーンの旋律が柔和なヴォーカルを包み込み、カラフルでハッピーな雰囲気を醸し出している。
14 RUSSIANS
ニュースを読む声のサンプリング、そしてスティングの哀愁漂う浮遊したヴォーカルと、厳かなストリングスの旋律で始まる導入が鮮烈。冷戦を題材にした政治的メッセージの濃い楽曲で、荘厳なアレンジに圧倒される。
15 WHY SHOULD I CRY FOR YOU?
美しいコードをなぞる流麗なギターとメロディアスで甘美なハイ・トーン・ヴォーカルが印象的な、UKロックらしさたっぷりのスロー・ナンバー。終盤に向かって恍惚感が増幅していく、劇的な曲展開は圧巻だ。
16 THIS COWBOY SONG
しなやかなドラムのビートに色彩豊かなギターとシンセの旋律が絡まり、伸びやかで澄んだスティングのヴォーカルが響きわたる。多彩な魅力がちりばめられた、爽快かつノスタルジックなナンバーだ。終盤に展開されるキーボードとピアノのソロも秀逸。
17 FRAGILIDAD
スティングの南米での絶大な人気を背景に、武力行使による紛争解決を嘆いたメッセージ色の濃い楽曲を、スペイン語で歌ったヴァージョン。原曲の切ない音像はそのままに、歌詞をより深い哀感を持つものにアレンジしている。
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