前所有者様の入手から6年が経過した古いステッカー「愛國SPECTER(金ヘアライン)」です。
2023年9月以来、1年5ヶ月ぶりの出品であり、当方が所有する最後の1枚で御座います。
昨年1月出品の「タテ目ヘアライン」ではなく、こちらはメジャータイプの「ヨコ目ヘアライン」です。
マスコットドクロが中央に鎮座する非常にレアなデザインの本作は、
「新宿スペクター(2枚目の比較画像参照)」の原案になったとも云われる名作で御座います。
薄いアルミ系の材質(金つや横目ヘアライン)に三色の多色刷り印刷で制作された高級品です。
6年にもわたりグラシン紙に包んだうえで箱に入れて大切に保管されていた品ではありますが、
古い品ゆえ 経年による若干の「ヤレ感」「ヨレ」「圧し痕」「小キズ」などが御座います。
ヤフオクやヤフーフリマ、メルカリなどで氾濫しております「部外者が自作したマガイモノ」ではありません。
また、1980年代~四国のマニアにより乱造乱発された「空想上のステッカー」でも御座いません。
カミナリ族~サーキット族~暴走族と呼称が変わった日本のモーターサイクルギャング史上、
カミナリ族時代からの巨大パワーを誇る伝統の最大チーム「スペクター」
全盛期には都内だけで3000名(2000台)以上の動員力を誇り、
全国で数万人もの若者が「スペクター」を名乗りました。
ステッカーの種類も都内だけで数十種、全国では百種をはるかに超えると言われております。
1970年代中期にはあまりの大所帯になってしまったために
メンバーの半数以上にステッカーがまわってこなかったという逸話があるほどです。
これほど大所帯のチームの中でも「スペクター御三家」と呼ばれるのが
創設者様のご出身地である東京町田市をテリトリーとする「町田スペクター」
チーム創設当初からの活動拠点であった「浅草(エンコ)スペクター」
新宿、青山、小田原、市川、松戸、習志野、大宮、宇都宮、三郷…と
関東一円に大きな勢力を誇った「東京スペクター」です。
本作は「東京スペクター」で極めて短期間のみ使用された幻の名作で御座います。